テレビと新聞の取材を受けました。(おまけ付き)

毎度の事ながら、過ぎ去って幾日も経った件で恐縮ですが、去る10月28日、例の警察庁通達の件で、テレビと新聞から相次いで(?)取材を受けました。

(例の警察庁通達)
>> 良好な自転車交通秩序の実現のための総合対策の推進について(PDF)

テレビの方は、毎日放送さんの「ちちんぷいぷい」という番組で、10月31日の放送でこの警察庁通達のことを取り上げられるそうです。

新聞の方は、千葉日報さんなのですが・・・いつの新聞に載るのかもう載ったのか、ちょっと分かりませんので、ご了承ください。


というわけで、今般の取材をもとに、ちょっと例の警察庁通達の感想などでも・・・。

■全般的な感想

現在、自転車の通行方法は、道路交通法上例外的なものがスタンダードとして広く認識されており、自転車の交通に関しては、道路行政・交通行政にしろ、市民の道路利用にしろ、甚だ不適切な状況にあった。
本通達が良い形で実現されれば、自転車も道路交通法本来の姿で通行する・できるようになるため、歓迎すべきものと考える。

■通達内容に対する課題・要望など

「第1 基本的考え方」において、車道通行を促す対象が「自転車本来の走行性能の発揮を求める自転車利用者」とされているが、基本的にすべての自転車利用者を対象とすべき。

先の国土交通省の自転車通行環境整備モデル事業では、自転車利用者のことを考慮されていない自転車レーンが多数つくられることとなった。
今般の通達による自転車道等の整備においては、そのようなことが起こることないよう、監督していく必要があるものと考える。

課題というほどではないが、「第2-1-(2)-イ 普通自転車歩道通行可の交通規制が実施されている歩道(普通自転車通行指 定部分の指定がある場合を除く。)をつなぐ自転車横断帯の撤去」に関しては、行政対応にとどまらず、道路交通法第63条の7の廃止など、法改正に踏み込むべきものと考える。

■通達内容の評価すべき点

自転車が通行する車道における交通の安全と円滑を確保するには、自転車利用者のみならず、同じく車道を通行する自動車ドライバー等にも自転車は車両であるという認識を持たせなければならないが、このことについて「第1 基本的考え方」に「自転車は「車両」であるということを、自転車利用者のみならず、自動車等の運転者を始め交通社会を構成する全ての者に徹底させることとした。」と明示されており、道路利用者全体に対する働きかけが期待できる。

「第2-1-(1) 自転車専用の走行空間の整備」において、自動車用の車線を減らすことにまで言及したことは、これまでの自動車至上主義が払拭されることが期待できる。

通達における「自動車道等」の中に普通自転車通行指定部分が含まれていないのは、国土交通省の自転車通行環境整備モデル事業よりも一歩前進したものと評価する。

「第2-1-(2)-ア 普通自転車歩道通行可の交通規制の実施場所の見直し」において、歩道の自転車通行可の規制を行う基準を、従来の交通規制基準の2mから、道路構造令の基準である3mとしたのは、本来の道路の基準に沿うものであり、妥当なものと感じる。

■今後の自転車に関する教育について

自転車は、小学校に入る前から乗り始める乗り物であるため、本来は、親が自転車の正しい通行方法を勉強した上で、子どもにきちんと教え、併せて子どもの見本となるような自転車利用を実線するのが、あるべき姿と考える。
今般の通達が良い形で実現すれば、親世代が自転車の正しい通行方法を知ることとなるだろうから、それを子どもに伝えていけば、徐々に正しい自転車利用が社会に浸透していくだろう。

そういう点で考えれば、前述の「全ての者に徹底させる」には、親世代の人々も含まれるものととらえるべきかもしれない。

<< 「自転車の車道通行は危険。だから・・・」に続く文章 | Main | 警察庁通達に関するマスコミのよくある誤報 >>

コメント

コメントする

(コメントはすぐには表示に反映されません。)





トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://blog.jablaw.org/trackback/1074742

CALENDAR

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< June 2018 >>

SELECTED ENTRIES

LATEST ENTRIES

CATEGORIES

ARCHIVES

PROFILE

RECENT COMMENTS


公益社団法人自転車道路交通法研究会 [JABLaw]

  • 公益社団法人自転車道路交通法研究会

JABLaw運営サイト

法務専門部会運営サイト

その他の関連サイト