点字ブロックを車道寄りに設けてはならない

もうかれこれ1週間も前の話で恐縮ですが、10月27日に、第5回地域主導のみちづくりフォーラムというものに参加して参りました。

その懇親会の席で、視覚障害者のための安全な交通環境整備に取り組まれていらっしゃる特定非営利活動法人(NPO法人)ことばの道案内の方とお話をさせて頂く機会がございました。
ちょうど良い機会でしたので、当法人の常務理事が、点字ブロックを歩道の車道寄りの部分に設置されている事例を問題提起したことを紹介させて頂きました。


自転車は、ことあるごとに書いておりますとおり、車道を通るのが大原則ではありますが、一定の要件を満たす場合には、歩道を「通らせて頂く」こともできます。
そして、自転車が歩道を通らせて頂く際には、車道寄りの部分を通らなければならないことになっております。(道路交通法第63条の4第2項)

しかし、その自転車が通行する恐れのある「車道寄りの」部分に、こともあろうに点字ブロックを設置し、視覚障害者に対し「さぁ自転車が往来する所を通りなさい」と強いている地域があるのですから、驚きです。


(写真は「永遠に充電期間?」から引用)

詳しくは、常務理事のブログ記事をご覧頂くとして・・・いや、それにしても、まったく、愚策にもほどがありましょうに。


ところで、これは点字ブロックに限らず、例えば自転車道なんかもそうなのですが、どうも行政は、単に何かを設置しただけで自己満足しちゃっていることが多いように感じられてなりません。
利用者の安全とか、法令との兼ね合いとか、そういったことにちょっとでも配慮を巡らせれば、同じお金のかけ方でももっと良いものを造れるというのに、なぜそれをしないのか、まったく残念でなりません。

点字ブロックの件でも、視覚障害者の安全と道路交通法との兼ね合いをほんの少しでも考えていれば、より安全に通れる道路外側寄りの部分に設置すべしとなっていたはずなのに・・・


・・・とまぁ、そんな感じの内容のお話だったのですが、先方には、点字ブロックへの道路交通法からのアプローチに、高い関心を持って頂けたようでございました。
その目指すところは違っていても、JABLaw的活動が他の公益的団体のお役に立つこともあるのだなと、自らの活動の意義を再認識した次第でございます。

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コメント

 うおっと。
 今回は当サイトの拙筆なる記事を活用いただけたようで、当方としても嬉しい限りです。
 また何か見つけたら問題提起をしてみますので、その時は感想なりツッコミなりをお願いします(笑)。

化け猫常務理事殿

件の記事を拝読させて頂いたときは、おお、こんな視点も必要なのかと、大いに勉強になったことであります。
今後もいろいろと掘り出して(笑)下さい。

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