それでも車道を走れと言う私

昨日、先日購入したロードバイクの様子を見てもらいに、購入店@新宿に行って参りましたが、その帰り道の国道20号線にて、私の存在に気付いてなかったのか、脇道から「TOTO TAXI」と書かれたタクシーが私の横っ腹を目がけて突進してきました。
いやぁ、危うく事故は回避できましたが、間一髪でございました。

今日、某所の田舎道をぶらりとサイクリングしてましたところ、私の存在に気付いてなかったのか、沿道の家の駐車場から自動車が私の横っ腹を目がけて突進してきました。
いやぁ、危うく事故は回避できましたが、間一髪でございました。

どちらも私は車道を通行していたのですが、田舎道はまだしも、車道通行自転車がそれなりに存在する国道20号線都心部区間で、しかもタクシー運転手というプロドライバーですら、車道の自転車通行者を見落とすことがあるのですから、いやはや、車道通行とは何とも危険なものです。
特に昨日の件は、もしタクシーからそのままぶつけられていたら、私は車道上に倒れ込んでしまい、後続車に轢き潰されてしまっていたかもしれません。
大げさな表現をさせて頂けるならば、自転車の車道通行はまさに死との隣り合わせでございます。

そんな危険な目に遭った私ではありますが、それでもこう言います。
「自転車通行者よ、車道を走れ。」


世の中に、自転車の車道通行の危険性を理由に歩道通行を推奨する論が存在することは存じております。
私も、だいたい月に1度は(今回は2日続けて・・・)、程度の多寡こそあれ、自転車利用時に危険な目に遭っておりますので、その危険性は十分に認識致しております。
安全確保のためには、危険要因は理由の如何を問わず徹底して排除すべしという立場に立てば、その論も理解できなくはありません。

しかし、そもそも不特定多数が多種多様な様態で利用する道路には、常に何らかの危険が存在するものです。
そして、自動車をはじめとした文明の利器の恩恵にあずかろうとする限り、危険要因を完全に排除することは不可能なことであります。
また、危険要因の排除のためとはいえ、例えば自動車による道路交通を否定すれば、日本国における社会生活はもはや成り立たないものとなってしまうことは、誰もが想像に難くないことかと存じます。

このことは、自転車を例に挙げても同様のことが言えるものと考えます。手軽な交通手段として定着した自転車の利用を今更否定することは、もはや非現実的な論でありましょう。(一時期の3人乗り自転車の騒動は、その証左かと。)
であるならば、交通事故の防止にあたっては、危険排除を称えるより、むしろその危険とどう向き合うか、すなわち「リスクコントロール(危険性の管理)をいかに行うか」が重要課題となるわけであります。

道路交通におけるリスクコントロールとは、各交通手段及びその利用による社会的利益の最大化を図りつつ国民の生命身体財産に対する危険の極限化に努めることであり、またこのことを端的に表したのがかの道路交通法第1条「道路における危険を防止し、その他交通の安全と円滑を図り、及び道路の交通に起因する障害の防止に資する」にほかなりません。
そして、私なりにではありますが、自転車利用についてその利益と危険を天秤に量れば、自転車は車道を通行するのが最も妥当との結論に至るわけでございます。
そのため、自身が危険に遭遇した後であっても、「自転車通行者よ、車道を走れ。」などと申す次第なわけでございます。

中央交通安全対策会議における「自転車安全利用五則」においても、真っ先に「自転車は、車道が原則」と定められておりますので、参考まで・・・
>> 自転車の安全利用の促進について(内閣府)


なお、道路交通におけるリスクコントロールの推進には、その手段を問わず道路利用者が一定程度に共通のルール(すなわち道路交通法令)及びその他の注意義務等(いわゆる交通マナー)に従うことが前提となります。
というわけで、自転車利用者の皆様も、危険を生じない限りはちゃんと法令を守りましょうね。
・・・と、簡単に済ますことができるほど道路交通法令は浸透していないように感じますので、JABLawも活動を頑張ります!


あ、ちなみに私個人は、「何時如何なる時であっても自転車は車道を通らなければならない!」とまでは考えておらず、「状況によっては歩道通行やむなし!」との考えにあります。
例えば、先にチラっと触れた3人乗り自転車に幼児2人を乗せてる場合みたいに「むしろ歩道を通った方が・・・」と思われる状況も多々ございますし、何より自転車の通行について全く考慮されていない道路が多々存在するという現実がありますことですし。
ただ、自転車で歩道を通行する際には、ちゃんと「常に徐行」を守りましょうね。

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コメント

 昔どっかで呼んだことのあるセリフですが。

 「結局、自転車の走りやすい道ってのは、イコール自動車の走りにくい道なのですよ。」

 極論だなーとは思いつつも、しかし当時の私の自転車通勤経路が
・自動車の頃と同じ幹線道路(広い分速度超過多し・危険)

・幹線道路から一本入った裏道(暗い・夕方は抜け道として使用されクルマの通行量増大)

・最終的には子供達と同じ「通学路」(明るい・安全・ついでに防犯活動・オマケで和む(笑))
と変化していった事実がありますので、あながち間違いでは無いのかも知れません。

 まあせっかく自動車では走れない道でも走れる自転車なんですから、ここは一発「自転車走行に適したオススメ安全道路マップ」なんてのがあってもいいですよね。
 もっとも、和尚のお住まいの地域は横道や逃げ道がどのぐらいあるのか知らないんですが。

化け猫理事殿お疲れ様です。

自転車向きのルートマップは、いいかもですねー。
通勤者向け安全教本みたいなのと一緒に作ると、効果アリかも!

実は私、1年半ほど前、八王子〜新宿間の快適自転車ルートを作ろうとしてたのですが・・・その時はどうしても良いルートが見つからず、めげました(笑)。
途中の約10kmを、多摩川の河川敷を進むという手があったのですが、曜日や時間帯によっては歩行者(あと傍若無人な自転車乗り)が多くて、「国道の方がまだマシかも・・・」という感じだったり。
路肩部分がかなり広い私好みの道路は、その前後につながっている道路がめちゃくちゃ細い道路でしかも自動車通行も多く、結局渋滞に巻き込まれたり。
地図を見て「ここはあまり自動車が通らなさそうだな」と思われる道路をつないでいくと、めちゃくちゃ遠回りになったり。(しかも、実際通ってみると、やっぱり渋滞にはまる・・・)
etc...
・・・なわけで、自動車の影響をあまり受けずに済み歩行者にも迷惑がかからないというルートの開拓は、当地ではかなり困難に感じております。
しかし、困難を克服してこそ日本は平和になる。ここはいっちょ道路調査事業を強化しようではありませんか。(という名目で、サイクリングに出かける。)

ちなみに当地は、軽ですらすれ違い困難な和田峠をワンボックスみたいな大きな車で通ろうとする御仁が多々いらっしゃるほど。
そんな当地では、通りやすいか否かは「そんなの関係ねぇ!」(←古い・・・)なようであります。

私も、頑なに車道を走ります。そして、頑なに信号を守ります。日常は反社会的な傾向のある私でも、です。車道を走り、交通規則を守ることによって、後続の車に私の動きを予測してもらうことができます。しかし、多くの自転車運転者の交通ルール無視は本当にひどいものです。全く予測のつかない動きをするので、ぶん殴ってやろうかと思うことしばしばです。ところで、私は甲州街道はなるべく走りません。あれは、道路に余裕が無さすぎますよね。

自転車のスピード違反、片手運転、飲酒運転など
取り締まるべきものが放置されている状態で車道を走れというのは、
死人を増やすだけです。
現状およそ人間とは思えないただの野性動物状態の自転車の運転手の教育の方が先かと思います。

車道走行なら、いろいろとしなければならない手続きがあると思います。

通達の中で、自転車歩道走行は常に、左側というものでしたら、自転車同士衝突しませんか。それがわからないのです。

例えば、左側車道で、歩道を順列で車道側、つまり、右側ですよね。そしたら、歩道を逆行するのも車道側です。つまり、左側です。こんな理屈ありますか。

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